
口腔外科・親知らず
〒166-0004東京都杉並区阿佐谷南1-17-15 第二紀文堂ビル2階
03-3314-8211
口腔外科・親知らず
当院では、口腔外科に特化した専門的な治療を提供しています。特に親知らずの抜歯は、多くの患者様が不安を感じる治療の一つです。しかし、当院のベテラン医師は、数々の難症例を経験し、確かな技術を持っているため、安心してお任せいただけます。
高い専門性
経験豊富な院長は、数多くの症例を手掛けてきました。親知らずの抜歯や、難しい位置にある歯の処置に関しても熟知しており、患者様お一人おひとりに最適な治療計画を提供します。「痛みが少なく、安心して受けられる治療」をモットーに、経験に基づいた確実なアプローチを行います。
専門施設との連携
一般的な歯科医院では対応が難しいケースや複雑な治療が必要な場合、当院は国立東京科学大学歯学部口腔外科と連携しています。この信頼できる施設との協力により、高度な治療が可能となり、患者様には一層の安心感を提供しています。
丁寧なカウンセリング
親知らずの抜歯に際し、不安や疑問を持つ患者様に対して、細やかなカウンセリングを行います。治療の流れや予想される経過、アフターケアについて丁寧に説明し、患者様が納得して治療を受けられるよう心掛けています。
口腔外科や親知らずに関するお悩みがある方は、ぜひ当院までご相談ください。信頼できる経験豊富な専門医が、あなたの口腔健康を守るために最善の治療を提供いたします。お待ちしております。
口腔外科は、口腔(口の中)、顎(あご)、顔面、ならびにその隣接組織に現れる疾患を対象とする診療科です。親知らずの抜歯をはじめ、先天性の唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)手術、顎変形症、唾液腺疾患、良性・悪性腫瘍などの外科的疾患や、口腔粘膜疾患、神経性疾患、口臭症などの内科的疾患、交通事故やスポーツなどで生じた外傷なども治療対象としています。
口腔領域には歯が原因となるものからがんまで様々な疾患が発生しますが、こうした疾患を扱う口腔外科は、お口まわりの病気のプロフェッショナルでもあります。親知らずが気になる、顎が開かない、口の中が痛い、膿がたまっているなどの異常が認められたら、お気軽にご相談ください。
日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。お口まわりで気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
「親知らず」は、顎(あご)の一番奥に生える歯で、永久歯のなかで最後に発育します。正式には第3大臼歯(だいさんだいきゅうし)といいますが、成人になって知恵がついて生えることから「智歯(ちし)」とも呼ばれています。また、親の手を離れ、親の知らぬ間に生えてくることが名前の由来といわれています。
「親知らず」のトラブルは顎の大きさと関係性があります。現代人の顎の骨は昔と比べ小さくなってきていますが、歯の大きさはあまり変わっていません。そのため、一番最後に生えてくる「親知らず」は、スペースが足りず、正常に生えてこない場合が多いのです。斜めに生えてきたり、一部分だけ頭を出していたり、顎の中で水平で埋まったままということもあります。こうした状態にあると、むし歯や炎症を起こしたり、歯並びの悪化や顎関節症の原因になったりすることもあります。
「親知らず」の痛みは、生えてくるときに歯肉が他の歯によって傷つけられたり、細菌に感染し炎症を起こしたりすることによって生じます。
「親知らず」は歯肉が部分的に被ることで不潔になり、炎症が起こりやすくなります。この歯肉の炎症を智歯周囲炎(ちししゅういえん)といい、20歳前後の方によく見られる症状です。口が開けられなくなったり、痛みとともに熱が出たりすることもあります。「親知らず」が仕事や勉強の追い込み時に痛むことが多いのは、疲れやストレスなどで身体の抵抗力が弱まっているときに、炎症が悪化しやすくなるためです。特に、睡眠不足や栄養の偏りがあると免疫力が低下し、細菌感染に対する防御が不十分になりがちです。
横向きや斜めに生えている場合、一生懸命磨いても歯ブラシがうまく当たらずに、「親知らず」や手前の歯がむし歯になる可能性が高くなります。
「親知らず」に被っている歯肉が智歯周囲炎を起こします。これが口臭の原因にもなります。また、「親知らず」の周りに汚れがたまることで、手前の歯ぐきも歯肉炎にかかりやすくなります。
上顎の「親知らず」が生えてくると下顎の歯ぐきを噛んでしまい、炎症や腫れの原因となります。
横向きや斜めになっている「親知らず」が手前の歯を強く押すことで、歯並びやかみ合わせが悪くなる場合があります。
「親知らず」によってかみ合わせが悪くなると、咀嚼時に左右の顎がバランス良く使われないため、片方の顎に負担がかかり、顎関節症を引き起してしまうことがあります。
「親知らず」が完全に顎の骨の中に埋まっていて症状がない場合や、痛みもなく周りの歯や歯列に影響がない場合は抜歯の必要はありませんが、明らかに悪影響が出ている場合は抜歯をおすすめします。また、日頃から歯科健診を受けて、不具合の兆候がみられる「親知らず」を早期に発見し、適切な処置をしておくことも大切です。
抜歯がすすめられるケースには、主に以下のようなものがあります。
以下は、必ずしも抜歯をしなくて良いケースです。
「親知らずの抜歯」は、詳しい診察が必要となります。お悩みの際はお気軽に受診ください。
一般的に抜歯は、むし歯や歯髄炎、歯周病などが進行し、歯の温存が不可能になった場合に行われます。近年の歯科医療では、可能な限り歯を残す潮流がありますが、一方で、抜歯を必要とするケースも少なくないのが現状です。歯の矯正や他の疾患の治療のために抜歯を行うこともあります。
多くは部分麻酔下で行われますが、入院し全身麻酔下で行うケースもあり、状態によって抜歯方法も様々です。また、血液疾患で出血が止まりにくい症例や他臓器の疾患の影響を考慮して、抜歯を避けるというケースもあります。
当院では親知らずだけでなく、全身疾患がある方の抜歯も万全の態勢を整えて行っています。
口の粘膜(舌・頬・口蓋・口底・口唇・歯肉など)に、炎症や腫瘍、アレルギー症状などが出現する疾患をいいます。口腔内の粘膜は刺激を受けやすく、常在菌も多く存在しています。そのため症状が変化しやすいという特徴がありますが、「腫れ」、「えぐれ」、「変色部位」などを入念に診断し、適切な治療へとつなげています。
口腔腫瘍は、大きく良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。良性腫瘍には顎骨という硬組織に生じる歯原性腫瘍(エナメル上皮腫、歯牙腫など)、軟組織に生じる非歯原性腫瘍(乳頭腫、線維腫、血管腫など)があります。一方、悪性腫瘍である口腔がんは、発生部位によって分類されており、舌がんや歯ぐきにできる歯肉がんが代表的です。
口腔がんの発生要因は数多くありますが、代表的なものは喫煙と飲酒です。喫煙者の口腔がんによる死亡率は、非喫煙者の約4倍といわれており、重度の飲酒もハイリスク因子と考えられています。不潔な口腔衛生状態やヒトパピローマウイルス(HPV)感染なども原因とされています。
口腔がんのできやすい場所は舌・歯茎・頬の粘膜です。中高年齢の方は、毎月セルフチェックを行い少しでも気になることがあれば、診察を受けることが大切です。
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